二次カリエス防止!

小川由香里

6倍のサージテルでメインテナンスを行なっていると、

補綴物やCRの辺縁に付着している細菌が気になってしまいます。

やはり、二次カリエスが心配……。

マージンに入り込んでいるプラークをどうしよう、どうやって除去しようと悩まされる日々です。

みなさんはどうされていますか!?

 

エアスケーラーで取り除いても、もう一度その部分を染めると染まってくる。

研磨剤やロビンソンブラシは、補綴物やCRを傷つけるから使いたくない……。

そこで最近、私が行なっている方法を今日はご紹介したいと思います!

 

ひとつは、細菌を分解してMSコートのチップで軽くこする。

もうひとつは、細い小筆を使ってしっかりマージンに浸み込むよう分解する薬剤を染み込ませる。

そして最後は、段差を封鎖するように『トリートメントペースト』をしっかりすり込む。

こんな感じで行なうようにしています。

 

あとは、あまりにプラークが溜まりやすいときはドクターに研磨をお願いしたり

患者さんに再治療をお勧めすることもありますね。

 

プラークはとりたいけれど、歯へのダメージはできるだけ避けたいもの。

歯科技工士さんが丹念に鏡面仕上げをしてプラークを付きにくくしてくれた補綴物も、

セルフケアとプロケアで傷つけたくありません。

その状況に応じて最善の処置がとれるよう考えながらメインテナンスをしています。