毎日多くの患者さんをメインテナンスするなかで、いろいろな目的を持って行なっています。
新たなカリエスをつくらない。
歯周ポケットのアタッチメントロスをさせない。
最終的に抜歯に至らないよう十分なケアを日々心がけて頑張っていますが、それは“ただ口腔内を診ている”だけでは難しいんですよね。
患者さんの体調やブラキシズムの有無、飲食の内容や回数、今までの治療経過や日常生活の問題点(家族内での出来事)。
多くのことを把握して理解しておかないと、予防って難しいんです。
そこで私が普段から大事にしているのは患者さんからお話を引き出す質問力と、話しやすい雰囲気づくり。
声のトーンだったり姿勢だったり、表情も大事だと思っています。
現在一緒に働いている歯科衛生士のHさんは、昔からお互いに知り尽くしているお仲間の1人。
同じ職場で再び働くようになり、先日こんなことを言われてしまいました。
「ユカリちゃん、いつもと人格が全然違う……」
なぜ、いつもと違う自分になっているんだろう(笑)。
改めて考えてみてわかったのは、
「自分が病院へいったときにそうしてもらえたらうれしいな」と想いながら患者さんに接しているということ。
優しくしてほしい。わかりやすく説明してほしい。
カリエスになりやすいリスクをちゃんと把握しておいてほしい。
歯が抜歯にならないよう考えてほしい。
裸眼ではなく拡大して診てほしい……。
自分がかかりたいと思える歯科衛生士像に向けて、私は頑張っているんです。
すべてを完璧にできているわけではありませんが、
目標をハッキリさせておくとそこに向かって日々勉強&努力します。
理想を描いておくって、意外と大事なことですよね。