メインテナンスをしていて一番ショックなのは、カリエスを見つけてしまうことです。
昨日も、ある患者さんの左上５番の遠心にクラックがあったのでたどっていくとなんと縁下カリエス。
エアーをそぉ～っとかけると黒いので最初は歯石かなと思ったのですが探針で触ると欠損があり……。
先生に確認していただき、治療することになりました。
その方は通院されてから１年、メインテナンスは今回で２回目になります。
初期治療をしたときと、全体のカリエスチェックをしたとき、それから１回目のメインテナンスのとき。
合計３回は発見する機会がありました。
にも関わらず、見逃してしまったことがとても申し訳ない……。
心の中で大泣きしている私に、患者さんはこんな声をかけてくれました。
「拡大鏡でしっかり診てくださったからこそ、初期に発見してもらえたんですよね。
そもそも食いしばりを指摘されていたのに、ナイトガードをめんどくさがってサボってすみませんでした」
私のほうこそもっとできることがあったかもしれないと謝りつつ、再度クレンチングの説明をさせていただくことに。
ナイトガードの必要性を理解していただける機会にもなりました。
サージテルを使っていなかったらと思うと……ぞっとします！
まだまだ、ステップアップの必要がありそうです。
