これからの働き方を考えるスタートアップDHとして連載中のコラム「S-upDH vol.5」
自分の好きを知り、それを専門的な歯科衛生士+得意分野+得意分野として、追求していくことについてまとめました。3年間、学び続けながらも市場を把握することが大事というお話をします。
市場を知る3C分析
自分の専門分野を持つために、毎日学び続けている中で、もしかしたらその専門分野で活躍している人がすでにいるとしたらどうでしょうか?あなたが選ばれる確率は軽減してしまうかもしれません。学び続けてはいるものの、その学びを知りたいと思う人が全くいなかったとしたら、それも結果として選ばれることはありません。
選ばれるためには、「市場」を知ることが必要です。どのようにして市場を知るのかというと、自分と他の人とそれを求めている人の3つの視点で分析することです。
これを3C分析といいます。
3C分析とは
外部環境や競合の状況から事業のKSFを導き、事業を成功に導くために用いられるもの
要するに、
Customer:市場・顧客(自分から学びたいと思ってくれる人)
Competitor:競合(自分と同じようなことをして活動している人)
Company:自社(自分自身のこと。強み)
の3つの視点で分析を行うことを言います。
Customer:市場・顧客
まずは、市場・顧客の分析です。市場を知るというのは、今の歯科衛生士がどんなことで悩んでいるかを知ることです。多くの歯科衛生士がいる中でも経験や環境によって悩み違います。あなたが選ばれる理由はあなたが発信したいことを発信するのではなく、困りごとのそれらを解決したいという歯科衛生士がいるから選ばれるのです。
だから市場調査は欠かせません。
また、別に視点でも市場を把握します。
日本の今後はどうなる方向性で動いているのかを知ることです。その方向性とあなたが発信したいと思っていることの方向性はずれていないかの分析も必要です。そこにあなたが選ばれる要素が見えてきます。
そして、もう一つ、業界的にどのような方向へ進んでいるのかを知ることです。学会の傾向、SNSの傾向など歯科業界は今どんな取り組みを行なっているのか?これらの市場を分析するのです。
Competitor:競合
つぎに競合知ることです。今まさに歯科業界で活発に活動のある組織やキーパソンどんな動きをしているのかを把握することをしていますか?どんな内容で何を提供しているのか?歯科の市場的にどのくらいのシェアを持っているのか?その他、どのような特徴があるのかなど。
あらゆることを把握することが必要です。
そして、歯科市場のどのような悩みを解決しているのかを分析してみてください。
Company:自社
市場と競合を把握して初めて、自分のやりたいことのビジョンは明確かどうか?理念はあるか?そして、市場に求められていることなのか、同じことを行っている人との違いは何かを明確にしていくことができます。ここでは、自分のやりたい思いや熱い気持ちは一旦おいて、分析することを徹底できることが成功の鍵です。
自分が提供することやもので、どんな課題が解決されるのか?
自分が提供することやものにどんな価値があるのか?
もし、今、そんな価値とかないし、自信を持って言えない。という場合は、それはそれでよしとして、これからどんな価値を創り出していきたいかを明確にしてください。自分はそんなに自信がないと思うのではなく、どのようにすれば、どのように魅せれば自信を持って発信できるかを創造していく視点を持ってください。
まとめ
3C分析という言葉を初めて聞いた人もいるかもしれません。「市場・顧客を知る」「競合を知る」「自分を知る」ことはこれから選ばれるために欠かせない分析です。一つ一つを分析するというよりは、3つを合わせて分析する思考を持つことを意識してみてください。
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