子どもの発達を支援するために、歯科から何ができるでしょうか。それらを考え、学び、実践し、検証していくことを目的とし、【歯科からできる子どもの発達支援研究会】を立ち上げました。
歯科からできる子どもの発達支援研究会とは
この研究会では、子どもの発達障害やそれぞれの特性について、また、臨床現場から見えてきた口腔内の問題や現状、歯科医院でどのように関わるのか、歯科からできる支援について、歯科衛生士と作業療法士が学び合いながらセミナーの企画や運営を行なっています。
第1回目のセミナーを開催
歯科×発達障害というテーマで、今回は「理解する」をキーワードとしました。
前半の“基礎編”では作業療法士、OT高畑先生に発達障害や様々な感覚の特性についてご講演いただき、後半の“実践編”では歯科衛生士(DH)の私が、臨床で日々行なっている取り組みを紹介し、高畑先生にOTの視点から解説していただく、というスタイルで進行しました。
具体的には
まずは研究会設立の目的をお話しした後、前半は、”基礎編”とし、OT高畑先生に、発達障害について、それぞれの感覚について、それぞれの感覚特性による歯科治療での困難さについてお話をしていただきました。
後半は、“実践編”ということで、私が毎日の臨床で子どもたちとどのように関わっているか、どのような関わりの中で子どもたちが歯科治療に適応していくか、というお話をさせていただきました。
私が勤める歯科医院には、月に約250名の発達障害の子どもたちが来院します。これからも歯科からできる子どもの発達支援について、発信していきたいと考えています。