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選ばれる歯科衛生士になる

あなたは何歳まで働きますか? 何歳まで働きたいという理想と働かなければならないという現実があります。 すごく先のことのように思うかもしれませんがすぐそこの現実だと思って選ばれる自分を意識してほしいです。 65歳、70歳、75歳。当たり前のように働いている時代がきます。これまでは、そんな先のことまで考えない働き方でよかったのですが、これからは、長く働き続ける時に 選ばれる自分でいることを今から意識しておくことが必要な時代です。

選ばれる歯科衛生士

歯科衛生士として選ばれるためにはどうしたら良いのか?それは自分らしい強みを持つことです。 女性としても魅力的であるために好きなことを追求し、 新たな働き方を見出すこと。今を生きる働き方から、将来の自分のための働き方に頭を切り替えることで、選ばれる自分を見つけてください。

何を学べばいいの?

何を学べばいいのかは、自分の好きなことからです。好きなことを追求する。それを楽しむ時間を作る。 歯科以外のことで、昔から好きでやっていることがあればそれを楽しむ時間を作ってみてください。私は、昔から体を動かすことが好きです。スポーツをすること、走ること、筋トレすること、泳ぐこと。小さな頃から駆け回っていて、いたるところに擦り傷があるサルのような女の子でした。今でもスポーツジムに毎日通っていて、とても楽しんでいます。全然痩せませんが・・・それから、カメラ、写真が好きで、小学生の頃からカメラに興味を持ち、実家にはネガフィルムを保管している部屋があります。 今でもカメラと出かける日常は、楽しいです。

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ひとりで楽しめる時間を持つ

ひとりで楽しめる時間を持つとつまんないことを考えなくなります。 ひとりで楽しむ時間があると時間の使い方が変わります。 ひとりで楽しめるからみんなとの時間ももっと楽しい。昔から好きなこと思い返す時間を作ってみてください。

80歳まで現役

「80歳まで現役」という考えにシフトできれば、定年退職以外の選択肢が広がります。
「3年後に辞めてフリーになる」「副業をいくつか試してみる」といった発想も生まれます。

考えてみれば、終身雇用における定年退職は、超長期雇用下での強制解雇の制度です。会社が生涯の面倒をみてくれるわけではない。ならば、対策は早く立てるに越したことはありません。こうした話をすると、「どうすればいいですか」と聞かれるのですが、一人ひとり置かれた状況や価値観が違っているから、誰にでも当てはまるアドバイスはありません。それぞれが自分で見つけるしかないのです。

ただ、長く働くためには心と体の健康寿命を伸ばすことが大前提です。うつ病は日本の「風土病」とも言われていて、その原因は人間関係によることが多いです。食べ物、着る物などは何でも自由に選べるけれど、人間関係だけは選ぶことが難しいのが現状です。「好きな人とだけつき合う」贅沢はできなくても、「嫌いな人とは無理につき合う必要はない」というスタンスでいることも自分を守るためにも必要だと考えています。

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専門的な知識に価値

今後はますます専門的な知識に高い価値が認められ、知識社会化が進む。だからニッチな領域で構わないので、自分の好きなこと、得意なことにフォーカスして専門性を磨くことが重要です。生涯現役社会では、「仕事は苦役」のマインドではやっていけません。好きなことならばどれだけ頑張っても苦にならないし、人的資本のすべてを投資できる。ただし、一つの会社の中でしか評価されないような知識やスキルの習得ではなく、「今の会社を離れても価値を持つ専門性」の習得が重要です。「何も特技がない」とあきらめることはないです。「人生100年」だと考えれば何歳からでも遅くはないので、「自分探し」をポジティブに始めてみてください。

資格よりも実績重視

学歴や資格、経歴などこれらはあくまで「自分の能力の高さを示す、客観的な証拠のひとつ」でしかありません。よく、学歴・経歴や資格を誇りに思っている人がいますが、資格や経歴だけが市場価値を決めるのであれば、いくらでも他の人材がいるということになります。同じ学校を卒業し、同じ資格を持っている人は他にもたくさんいることは理解できると思います。第二種滅菌技士の資格を持っているだけでは意味も価値もないということです。一度に大量の資格が発行されるということはそれだけ、多くの人が同じ資格を取得しているということだから、その資格で、何ができる自分なのか?形に表せる実績は何か?ここがあなたの価値になります。

・資格を取得してインプラントのマニュアルを作ることができます。

・医院内の感染管理を患者さんに分かりやすく説明できるツールを作れます。

など、資格を持っているだけでなくそれをどういかしているか?ここが大切なんです。世の中には資格マニアの方も多くいらっしゃいます。それはそれでいいと思っています。資格を集めるのが好き。本を集めるのが好き。コレクトマニアのように考えるとそれは趣味としていいと思います。資格だけ多く持っていて、期待して入社してもらったけど期待はずれだった。となることも資格取得者は、考える必要があります。もし、選ばれる人になるを意識した資格取得や技術の取得なのであれば、それは資格を取得してからが本当の意味でのスタートです。多くの資格を持つことも一案ですが、一つの資格に対して医院で活用できるノウハウを身に付けることができれば、それはあなたの価値になります。

例えば、食育の勉強をしている方。この知識をどのような形で医院でアウトプットできるか? このための資料やノウハウを 体系的に持っているか?

・医院内勉強会用のスライドプレゼンテーションを作成している
・患者さん説明用のパンフレットを持っている
・患者さんへの説明用のフレーズ集を持っている

今、自分自身が大切にしている学びを深めているジャンルに対してどのくらいのツールを揃えることができていますか?好きなことを基準にしてみると、他の人にはない、あなたらしい価値を見つけることができるようになります。

実績はどう作るのか?

今、自分自身が大切にしている学びを深めているジャンルに対してどのくらいのツールを揃えることができていますか? まずは体系化していき、実績を作るために一番最初にできるアウトプットは書くことです。文章にまとめていくことで自分自身の言葉になります。書くというのは、フェイスブックやアメブロなどのSNSに投稿することではありません。それは多くの情報の中ですぐに埋もれてしまいますし、いつ削除されてしまってもおかしくありません。

まずは、まとめて体系化できる状態にまで落とし込むことで自分のツールを揃えていきます。 それを誰かに見せた時、分かりやすい状態かどうか?すぐに活用できる内容かどうか?みんなが欲しいと思う情報か? そう言ったことを意識しながら アウトプットをして、学んだことを活かして自分自身の強みを作ってみてください。

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日々の積み重ねが選ばれる人になる

最近の求人では、20歳代の歯科衛生士よりも40歳以上の歯科衛生士の方が求職希望者が多いです。しかし、医院の求人を見てみると、30歳までの歯科衛生士と、年齢に制限がある求人も見かけます。転職または復職を考えた時、自分を選んでくれる医院がどのくらいあるだろうか?自分の思う理想の医院にどのくらい出会えるだろうか?20歳代の歯科衛生士は考えなくてもいいということではありません。焦せらせる訳ではありませんが今から自分の強みを持ち、学び続けていくことで理想の働き方や理想の先生に出会える機会は増えます。

80歳までは働くつもりで人生設計を考えなければならないそんな時代に突入しています。 歯科衛生士に限ったことではなく他の職種の方にも言えることです。自分の代替えがある仕事であれば優秀な人に、優秀なAIに、仕事を奪われてしまうでしょう。あなたでなければいけない理由は何ですか?

あなたでなければいけない理由

相手がそう感じるだけのスキルは大切です。専門的な得意分野があることです。
dhroomには現在、27名の歯科衛生士の方々が登録されており、それぞれの専門分野について情報を発信されています。もし、あなたでなければいけない理由、自分の得意分野がイメージできない場合は、dhroomを閲覧してみてください。それぞれの専門性に触れることができます。

dhroomに登録されている専門分野は目指せない。そんなことはありません。その専門性を持ち、得意分野を持ち、「あなたから学びたい」と、選ぶのは相手です。なので、同じ得意分野で争う必要はありません。むしろ争う気持ちが出ている人は選ばれることはないでしょう。「あなたにお願いしたい」と選ばれる理由がどこにあるのかが大切なのです。

まずは、得意分野を極め、その中でも選ばれる人になること。同じ得意分野の中でも選ばれる人になるには、他の人と争わないことです。

「選ばれる」というと、誰かと比較しているから選ぶと考える方もいるかもしれませんが、とっても素敵な方に出会った時に誰かと比較してそう感じるでしょうか??何も考えず、直感的に「素敵な方だ、この人から学びたい、この人にお願いしたい!」と思うのではないでしょうか?そういう魅力的な人になる。それが選ばれる人だと考えています。

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まとめ

何歳まで働きたいという理想と、働かなければならないという現実があります。すごく先のことのように思うかもしれませんがすぐそこの現実だと思って選ばれる自分を意識してほしいです。65歳、70歳、75歳、当たり前のように働いている時代がきます。これまでは、そんな先のことまで考えない働き方でよかったのですがこれからは、長く働き続ける時に選ばれる自分でいることを今から意識しておくことが必要な時代です。

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塚本 千草

塚本 千草

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歯科衛生士のためのプラットフォーム「dhroom」設立者。
一般社団法人DHマネジメント協会 の代表として、「人材育成ができる歯科衛生士が歯科業界を変える」を理念に、歯科衛生士の仕事が好きで働き続けたい思いを実現するために日々活動中

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