医療に携わるプロフェッショナルとして、日々、どのように研鑽されていますか?本を読む、学会やセミナーに参加する、どれも必要で大切です。学んだことを自分の中に落とし込んで、実際の臨床に活かせている人がどれだけいるでしょう?実践を重ね、フィードバックしブラッシュアップすることは、とても価値のあることですね!
厚生労働省の調べによると、歯科衛生士の就業率は歯科診療所1軒あたり 1.8人と言われています。(2017年現在)相談できる同僚や先輩がいなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
LOLの想い
日々の疑問や困っていること、悩んでいることをシェアし解決する場を作りたい!
歯科衛生士の横の繋がりを大切にし、いい刺激のシャワーを浴びることで個々のモチベーションアップに繋げたい!
歯科衛生士として、働く女性として、人として、どんどん魅力的に輝いて欲しい!
楽しく学び、自身の変化や進化を楽しんで欲しい!
臨床で関われる患者数は限られているため、直接関わることのできない患者さんにも還元したい!などの想いから、 DH勉強会 LOL(ロル) を発足しました 。
LOLのコンセプト
“昨日までのハテナを今日のヒラメキへ!今日のワクワクを明日のアクションへ!”のコンセプトのもと「学校では教えてくれない」をテーマに勉強会を開催しています。
過去の勉強会の内容
学校では教えてくれない「サリバコントロール」2017.9.23開催
★唾液について正しい知識を持つ
★口腔乾燥の兆候に気づく目を持つ
★唾液分泌促進の提案ができる
★患者さんに合わせた予防立案ができる
をゴールに!
1日の本当の唾液分泌量や、唾液分泌に影響を及ぼす要因を理解することで、患者さんの生活背景を知ることの重要性を再確認し、提案できる幅がぐんと広がりました。口腔乾燥と唾液腺機能低下の違いを理解し、唾液検査をしていなくても、その兆候に気づく目を養いました。ステファンカーブや母子感染についても正しい知識を持ち、影響を及ぼす要因についても学びました。
そして、サリバコントロールの具体的な方法についても、唾液腺マッサージはあえて入れず、他に10項目も引き出しを増やすことができました。
学校では教えてくれない「シュガーコントロール」2017.12.23開催
★砂糖の影響について正しい知識を持つ
★砂糖の過剰摂取の兆候に気づく目を持つ
★シュガーコントロールの提案ができる
★患者さんに合わせた食生活指導ができる
をゴールに!
1日の砂糖摂取量に関するガイドラインを知り、正しい知識を持って砂糖とうまく付き合うことが大切です。砂糖の過剰摂取による口腔や全身への影響、ステファンカーブや母子感染にも砂糖が大きく関わっていること、水分補給や酸蝕症、代用甘味料についても学びました。飲料に含まれる砂糖量を知るワークや、食生活アンケートの活用法など、引き出しをたくさん増やすことで明日からの臨床に直結します。
大切にしている4つのコントロール
歯の喪失原因の大半を占める二大口腔疾患「むし歯」「歯周病」を予防するには、サリバコントロール・シュガーコントロール・プラークコントロール・パワーコントロール、この4つのコントロールが必要です。メタボリックドミノの上流を担う歯科。健口から健康へ、患者さんのライフステージに合わせて寄り添い、そして守り育てるのが私たち歯科衛生士の仕事です。患者さんの未来をデザインできる歯科衛生士を目指し、一緒に楽しく学びましょう!
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