「遅さ」が原因でストレスを感じることはありますか?
現代人はストレスと日々戦い、いかにして精神の平穏を得られるかに苦心しています。人間関係や仕事のプレッシャーそれだけでなく、あらゆるイライラの原因があります。「遅い」という状況もそのひとつ。
エスカレーターが混雑している。
電車が予定通りに来ない。
動画を観たいのにネットが「遅い!」
新人の仕事が遅い。
待ち合わせに時間通りにこない。
などの「遅い」に関するイライラ。
そもそも人はなぜ「遅い」とストレスを感じるのでしょう。
「遅さ」にストレスを感じやすい人はプレッシャーを受けやすい人。
例えば、中間管理職を務める人に多く、上司からの期待に応えるために「自分だけでなく部下にもハイパフォーマンスを求めがち」です。部下や周囲のスピード感との差にイライラしてしまうのでしょう。
次に、結果重視で頑張りすぎる人。
「目標や成果を重視するあまりに、自分本位になりがち」それゆえに周りが見えなくなってしまい、非効率的なことに対しても敏感に反応します。
そして、良い面よりも悪い面に意識が向きやすい人。
気持ちの切り替えが苦手な傾向があり、遅さにも人よりも敏感で、遅れることに関して、ネガティブな思考が強いです。
最後に意外かもしれませんが、マイペースな人。
行動にムラがあり、気分を優先するので、自分は待たせても平気なのに人が遅いと苛立つ。
あなたにはどんな傾向がありますか?
ストレス過多になると、モチベーションの低下や免疫力の低下、心身に悪影響が出てくるといいます。苛立ちが周囲に伝われば、職場の雰囲気を悪くするだけでなく、疎まれたり距離をおかれたりと、人間関係にも悪影響が起き兼ねませんね。
自分の傾向を知っておくことでイライラを軽減する対処ができるようになります。
あなたは「遅い」に関連したストレスを抱えていますか?
遅さのイライラに関しては、例えば、電車やタクシーなど「交通機関の遅れ」は 自分もですが、他の人に迷惑をかけたり、苛立たせたりしそうで余計に焦ります。遅延に遭遇すると、ついてないなと思います。
このストレスの軽減法は、”即座に対処”です。
結構、待ち合わせ直前まで連絡しない人もいますが、「連絡した方が良いか、まだ大丈夫か」と考え続けることになり、ストレスは倍増します。そこで、遅延のアナウンスに「なんでなの?」と感情的になっている時間があるならまずは「即座に対処する」ことへ意識を向けます。
たとえば、待ち合わせ相手に「到着する時間がはっきりしたら再度連絡します」と伝える。
多くの人が似たような場面を経験していますから、ほとんどの場合は「気を付けて」と気遣いのある返答をもらえます。苛立ちの連鎖を抑えられ、考え続ける必要もなくなります。「ギリギリ間に合うかと思って」と、連絡しないで遅刻するのは、双方がストレスを感じてしまいます。
まずは、すぐ連絡すること。
仕事であれば、電話で連絡。いずれにしても早い対応がストレスを軽減してくれます。