マネジメント

インプットとアウトプット

インプットとアウトプットどちらが大切だと思いますか?日々学びを深めている方はおおくいらっしゃいます。仕事が休みの日に勉強会へ参加したり、セミナーを受講している方を多くみかけます。あなたはその情報をどのように活用していますか?

インプットとアウトプット

 

インプットとは、知識や技術を入れること。

アウトプットとは入れた知識や技術を人に伝えること。

 

こんな話があるとします。

2人の歯科衛生士がいて同じセミナーに参加してました。知識も技術も同じように学び続け、一人は、毎回その情報をブログに書き続けました。一人は、何も発信しませんでした。そのブログは毎日のアウトプットとして投稿していたことにより、歯科関係者の目にとまり、歯科衛生士が集まるブログとなり、雑誌からのコラムの依頼が来るようになりました。

自分の知識をシェアしなかった歯科衛生士は、発信している歯科衛生士の情報は自分も知っている情報だからと、わざわざブログに書くことの意味がわからないと軽視していました。

しかし、その情報は、多くの歯科衛生士が知らない情報でした。どのようにしたら患者さんへ提案できるのか、どのようにしたら医院へ導入できるのか?多くの質問が集まるようになりました。その結果、情報をアウトプットし続けたことで感謝される存在になったのです。

この違いわかりますか?

情報を発信するということ

ここで、情報を発信することで自分にどんな変化が起きるかというと、「専門家の中の専門家になれる」ということです。最初は、ただ自分の学んだことを発信するだけでいいんです。それが、結果として、知らない誰かに届き、勝手に専門家の中の専門家と言われるようになります。自分から言わなくても、周りが勝手にあなたのことを専門家としてみるようになります。

学ぶ時の心構え

教えるというのに違和感がある人は、よい情報をシェアするという意識に変えてみてください。学ぶ時に意識してほしいのが、誰かにシェアすることを前提にセミナーを聴いてみてください。どう表現すれば伝わりやすいかを考えながら受講することで、インプットの内容の精度が高まりますし、情報も整理しやすくなります。人に伝えるようとする意識が結果として自分がより深く学べる環境になるのですね。

自分のプロフィールアップ

アウトプットすることで自分自身が成長し、それが自分の「プロフィールアップになる」これは、以前に書いた「選ばれる歯科衛生士になる」の記事に詳しく書いています。発信をすることで、自分の知識も整理できますし、発信したことを読んでくれる人がいると、「この人から話を聞きたい」「この人に講座をお願いしよう」と選ばれるようになります。発信しなければ見つけてはもらえません。発信するからこそ、見つけてもらえ、その発信した内容があなたのプロフィールになるのです。

「卵が先か、鶏が先か」

この先、教える立場になるかどうか分からないにしても、アウトプットし続けることが自分の将来設計につながります。成果を出している方たちは「準備ができた」と思う前から準備を始めているといいます。
自分がまだ未熟だし、専門職も3年目くらいだし、、、、、そんな事は考えなくっていいんです。

ただ、自分が学んだことをどのように第三者に伝えれば伝わるかを考えて、自分のためにアウトプットすればいいのです。それが自分のプロフィールになっていきます。あなたが知っていることを知らない人は必ずいます。自信をもって自分の知っていることシェアしてみてくださいね。

 

塚本 千草

塚本 千草

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歯科衛生士のためのプラットフォーム「dhroom」設立者。
一般社団法人DHマネジメント協会 の代表として、「人材育成ができる歯科衛生士が歯科業界を変える」を理念に、歯科衛生士の仕事が好きで働き続けたい思いを実現するために日々活動中

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