話を聞いてほしい女性と解決したがる男性というお話があります。
女
「なんで分かってくれないの?」
男
「俺が何したっていうんだよ!」
女
「あなたはいつだって私の話を真剣にきいてくれないじゃない」
男
「いつもちゃんとアドバイスしてるじゃないか」
・
・
・
「わかるわかる~~」
「そうそう」「あるある~」
これは女子会や女性同士の会話で幾度となく連発される言葉です。
なぜなら、女性は共感が好きだからです。
女性にとって良き理解者・仲間であると思うのは、共感をしてくれる価値観が同じ人。
女性が「もっと話したい」「アナタにならなんでも話せる」と思えるのはこの共感力があってこそです。
「だよね~」「わかるぅ~」の言葉のおかげで相手との距離が縮まり、さらに仲良くなくなれてしまう魔法のフレーズ。
女性は常に会話のなかに共感を求めています。なにかあればその問題や事件にどう向き合って対処していくかよりも、その起こった出来事に対して発生した自分の感情をわかって欲しいと求めます。
会話を用いて相手と分かり合えることを重視する価値観の方が多いです。
しかし、男性はそんなことはまるでわからない生き物です。
なぜなら男性の脳は問題を解決することを重視して考えており、結論を出すことが好きだからです。
男性の脳と女性の脳は解剖学的な構造や機能、はたらき方、思考回路が違うんですね。
女性にとって会話というものが相手からの共感を得るためのツールであったとしても、
男性にとっての会話は自分の考えや用件を伝えるための手段でしかなく、起こったことやその出来事をただ話すのが好きで、聞いてほしいだけの女性とは正反対なのです。
だから、院長と会話が成り立たないのは仕方がないことだったりして(汗)
だからこそ、プロフェッショナルとして
「自分の価値観を優先する思考」から「相手の価値観を理解する思考」を持ち合わせることだ大事なんですね。
この価値観の違いを理解した上で、会話ができれば、患者さんとも、スタッフとも円滑なコミュニケーションがとれるようになります。
もちろん、すべての女性、男性がこれに該当するとは限りません。
そこの見極めもまた、大切なコミュニケーションスキルなのかもしれませんね。